看護週間(8~14日)と看護の日(12日)を前にした7日、愛媛県内の専門学校で看護体験があった。助け合いの心を広めるとともに、若者に進路選択に生かしてもらうなどの目的で、教育・医療機関と県看護協会が協力し、7月までに県内の53施設で実施する。
 松山市花園町の河原医療大学校では、看護師や医療・保健職に興味を持つ県内の高校生ら16人が新生児のケアを実践した。
 参加者はナース服に着替え、体重などを実際の新生児に合わせた人形を使用。学生らのアドバイスを受け、首が据わらない赤ちゃんの後頭部から背中を手のひらで支えることや着替え、お湯で体を洗うこつを学んだ。
 模擬授業では教員が胎児の成長や出産後のケアを解説。ナイチンゲールの誕生日に合わせて看護の日が制定された経緯や仕事のやりがいも紹介した。